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やわらかい薄膜の3次元形状計測

背景
チップの微細化に伴う,露光過程における焦点深度の微小化
レジスト表面に凹凸がパターンニングに影響,現在の最大凹凸差はおよそ50nm:xyz方向で数nmの精度でのレジストの形状測定が必要



AFMなどの機械接触によるレジスト形状の変形などを評価する
圧子で対象を押し込み,荷重とその変位を評価するナノインデンテーション法


原理
ナノインデンテーション法

ダイヤモンド圧子に微小な荷重を加えて試料に押し込みながら,圧子の侵入量を測定し,得られた荷重-侵入量の関係から試料の弾塑性特性などを評価する材料測定法
薄膜の硬さなどが測定でき,弾性率や相転移に関する情報も得られる,レジストの物性情報を得られる




実験
レジスト表面のナノインデンテーション結果
半径10umの球を20nm近く押込んでも,ほとんど塑性変形していないこと分かる