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光触媒を利用した微小構造創製場

背景
マイクロ構造体(微小光学素子,MEMS)の創製にはサブマイクロメートルオーダの加工分解能が必要
  • 光触媒を利用した新しい微細加工技術
  • サブマイクロメートルオーダの加工分解能
  • 金属による微小構造が創製可能
  • 加工形状の柔軟な制御

原理
酸化チタン光触媒による銀析出反応→TiO2の持つ還元力によって硝酸銀水溶液から金属銀が析出する

  • 周期的定在波の強度分布(数100nmピッチ)を用いて,周期的銀構造を創製可能
  • ピッチ幅は入射角等制御により100nm以下まで微細化可能
  • 定在波は伝搬光とエバネッセント光の2通りにより生成



実験
伝搬光を用いた微細構造創製実験
基板上に酸化チタンコーティング剤を塗布→硝酸銀水溶液を滴下→露光

今後の展望
  • SEM・AFMによる構造の定量的解析
  • より微細な(100nm以下)の周期構造の創製
  • 任意の微小形状の創製法の検討
  • 積層等による三次元化の検討