吸気型ボールプローブの開発
吸気型ボールプローブは,細いシャフト(パイプ)と小さい球(ボール)から構成され,ボールはパイプ内の負圧によって保持されている.
ボールが測定物に接触すると,空気が外からパイプ内に流入する.この空気の流れを検出することで,接触プローブとして使用できる.

吸気型ボールプローブの基本原理
- 郭志徹,高増潔,平木雅彦,古谷涼秋,大園成夫:吸気型ボールプローブの開発(第2報)−空気トリガセンサ式プローブの評価実験−,精密工学会誌,66(4),2000,pp. 612-616 PDF File
- Chih-Chea
Kuo, A. Suzuki, M. Hiraki, R. Furutani, K. Takamasu, S. Ozono:
Development of Touch Trigger Type Pneumatic Ball Probe, IMEKO-XV World
Congress, 1999, pp. 193-200.PDF File
- 高増潔,郭志徹,鈴木昭洋,平木雅彦,古谷涼秋,大園成夫:吸気型ボールプローブの開発(第1報)−基本的構成−,精密工学会誌,64(8),1998,pp.1153-1157.PDF
File
- Kiyoshi Takamasu, Kuo Chih-Che, Akihiro Suzuki, Masahiko Hiraki, Ryoshu Furutani, Shigeo
Ozono: Development of Pneumatic Ball Probe for Measuring Small Hole, Proc. ICPE'97,
Taiwan, 1997, pp.767-771.PDF File
下図は,プローブの製作方法の例である.2つのプローブシステムを並列に動作させ,差圧をとることで安定な検出を可能にしている.
 吸気型ボールプローブ
図は,試作した吸気型ボールプローブのシステム構成である.コンプレッサー,真空発生器,圧力センサなどから構成されている.

吸気型ボールプローブのシステム構成
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