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テンセグリティ パズルの作り方



テンセグリティの組立てをメカニカルパズル的にしたものを作りました.(2007年5月)

これは,ばらばらの6本の棒にテグスとスナップが取り付けてあり,これをスナップを留めながら組み立てていくと,テンセグリティが完成するものです.簡単に組立て分解が可能で,分解した状態で持ち運びができます.

 6本の棒の状態

 組立ての途中

 完成したテンセグリティ


いくつかのバリエーションを作りました.写真に示す4つですが,タイプとしては3タイプあります.
  • 写真下の2つ:棒をテグスについたスナップで留めていくタイプ大(棒の長さ150 mm)と小(棒の長さ100 mm)
  • 写真左上:棒の先をテグスについた輪で引っ掛けるタイプ
  • 写真右上:パイプにテグスについたボールを引っ掛けるタイプ



写真右下の作り方を紹介します.基本的には テンセグリティの作り方 と同じ部分が多いので,まずそちらを参照してください.




材料


棒,テグスは, テンセグリティの作り方 と同じです.

1.棒(写真は省略)


 直径 5 mm のABS樹脂の棒(長さ 1 m)を3色(白,緑,黒)を新宿の東急ハンズで購入しました.

2.ゴム材(テグス)(写真は省略)


 手芸用(ビーズなどに使います)の伸びるテグス「オペロン」を使いました.


3.スナップ


 手芸用のスナップです.直径 5 mm のスナップを12組使います.写真はゴンドラ工業のスナップで24組で189円でした.
 よく観察すると,とても細かい作りで針金がバネとして溶接されているようで,こんなものが1個10円以下で作れるのは驚きです.また,「検針器対策品」と書かれていますが,どのようなしくみなのでしょうか.







棒とテグスの作成


棒とテグスの加工は, テンセグリティの作り方 と同じです.

1.長さ 100 mm の棒を6本用意する(写真は省略)


2.両端に切り込みを入れる(写真は省略)


3.長さ 140 mm 程度のテグスを本用意する(写真は省略)


4.50 mm ごとに5箇所にマークを付ける(写真は省略)


5.テグスにスナップを通します


 テグスにスナップ(メス)の穴を2個づつ通します.位置はおおよそマークに合わせておきます.

6.テグスを棒に取り付けます


 テグスを棒の切り込みに入れて,輪の状態で取り付けます.




7.棒の両端にスナップを貼り付けます


 棒の両端にスナップ(オス)を貼り付けます.ここは,組立て分解の時にかなり力がかかるので,2液タイプの接着剤などで強力に接着したほうがいいでしょう.

 これを6本作り,余分なテグスを切れば完成です.










テンセグリティパズルの組立て


組立てはとても簡単です.順番にスナップを留めていけば完成します.

途中の状態などでも,揺らしたりすると面白い動きをします.また,完成したものは,押しつぶしたりすることもできます.

分解も簡単です.